山下友貴(やました・ゆうき)不屈の500勝!体操仕込みの体幹と旦那・松尾拓への想い
器械体操で培った驚異の身体能力を武器に、水上でダイナミックな旋回を披露する山下友貴(やました・ゆうき)選手。2024年に7年ぶりの優勝と通算500勝を立て続けに達成し、ママさんレーサーとしての真の強さが今、改めて大きな注目を集めています。
山下友貴選手のプロフィール
| 名前 | 山下友貴(やました・ゆうき) |
|---|---|
| 登録番号 | 4464 |
| 級別 | B1 |
| 期 | 101期 |
| 支部 | 静岡支部 |
| 出身 | 静岡県 |
| 誕生日 | 1986年6月5日(39歳)ふたご座 |
| 身長 | 152cm |
| 体重 | 44kg |
| 血液型 | A 型 |
山下友貴選手の優勝歴・一覧
| 日付/場 | グレード/開催時間帯/タイトル | ||
|---|---|---|---|
| 2024/10/5 津 |
![]() |
ヴィーナスシリーズ第14戦 BOATBoyCUP | |
| 2017/7/23 江戸川 |
![]() |
ヴィーナスシリーズ第7戦 江戸川JINROカップ | |
| 2013/12/26 常滑 |
![]() |
常滑市長杯〜男女W優勝シリーズ〜 | |
| 2013/12/15 芦屋 |
![]() |
GⅠ第2回賞金女王決定戦&シリーズ戦 | |
山下友貴の経歴|器械体操からボートレーサーへ転身した理由
4歳から15年間続けた器械体操で培った強靭な体幹とバランス感覚が、水上でのダイナミックなモンキーターンを支える唯一無二の武器となっています。
静岡支部が誇る実力派レーサー、山下友貴。彼女のキャリアの原点は、インターハイや国体に出場した「器械体操」にあります。152cmという小柄な体躯を活かし、エンジンの爆音と水しぶきの世界へ飛び込んだ背景には、アスリートとしての飽くなき探求心がありました。
- 体操競技の実績:4歳から高校卒業まで没頭。インターハイ・国体出場の経験が現在の驚異的な体幹の礎となった。
- 転身のきっかけ:看護専門学校を「刺激不足」でわずか2週間で中退。その後アルバイト先で出会った土性雅也選手のデビュー戦に衝撃を受けレーサーを志した。
- 身体的アドバンテージ:小柄な体(152cm)はボートレースにおいて有利に働き、体操仕込みの柔軟性が鋭いハンドル捌きを生んでいる。
山下友貴の成績|7年ぶりの優勝と通算500勝を支える攻撃的旋回
2024年に7年ぶりの優勝と通算500勝を相次いで達成し、ブランクを乗り越えたママさんレーサーとしての真価を証明しました。
山下選手のレーススタイルは、非常に大胆かつ攻撃的です。2024年10月のボートレース津で見せた4コースからの豪快な「まくり」による優勝は、多くのファンに彼女の完全復活を印象付けました。
復活のVと500勝の軌跡
2024年10月、彼女はボートレース津の「ヴィーナスシリーズ」で、4コースから豪快に突き抜ける走りを披露。2017年以来、実に7年ぶりとなる感動のVを掴み取りました。
その不屈の精神はさらに加速し、優勝から間もない10月14日の江戸川では、ついに通算500勝の大台へ。得意の「逃げ」に加え、3コースからの鋭い「差し」や4コースからの力強い「まくり」など、センター枠で見せる攻撃的なスタイルこそが彼女の真骨頂です。ブランクを感じさせないその走りは、多くのファンに「山下友貴、完全復活」を印象付けました。
師匠・坪井康晴の教えと101期の絆|親友・守屋美穂との友情物語
師匠である坪井康晴選手から継承した「負けは自分の責任」というプロ意識と、親友・守屋美穂選手との固い絆が、彼女の走りを支える心の支柱です。
同じ器械体操経験者である坪井康晴選手を師匠に持ち、技術のみならず精神面でも多大な影響を受けています。また、101期の同期であり、女子レーサーのトップを走る守屋美穂選手とは、互いを想いやる親友以上の関係を築いています。
- 師匠の金言:負けを道具や他人のせいにしない「プロフェッショナルとしての心構え」を坪井選手から徹底的に叩き込まれた。
- 部品克服エピソード:苦手な部品名「テールフランジ」を覚えるため、愛猫に「フラン」と名付けて克服したというお茶目な一面もある。
- 守屋美穂との絆:守屋選手がG2レディースオールスター等で「友貴ちゃんの分まで走る」とコメントするなど、深い友情に結ばれている。
山下友貴の結婚と旦那・松尾拓|静岡支部への復帰とママさんレーサーの覚悟
三重支部の松尾拓選手と結婚し、出産を経て再び古巣の静岡支部へ戻った決断には、家族のサポートを受けながら戦い続ける戦略的な母の強さがありました。
2017年に三重支部の松尾拓選手と結婚。一時は三重へ移籍した山下選手でしたが、現在は再び静岡支部に所属しています。この背景には、家を空けることが多いレーサーという職業柄、実家のサポートを受けながら「母」と「レーサー」を両立させるという強い覚悟がありました。
- 旦那・松尾拓選手:114期の双子レーサー。山下選手は夫を「かわいい系」と評しており、夫婦ともに第一線で活躍中。
- 戦略的な支部復帰:子育てとレースを両立させるため、実家のある静岡に拠点を戻し、ママさんレーサーとしての環境を整えた。
- 息子の応援:現在は6歳になった愛息からの「1着とってね」という言葉が、水面へ向かう最大の原動力となっている。
まとめ:静かなる闘志が描く未来
器械体操で培った身体能力、師匠から受け継いだプロ意識、そして母としての強さ。山下友貴選手は今、レーサーとして第二の全盛期を迎えようとしています。
「思うようなレースができない時でも応援してくださった皆さんに感謝したい」
その謙虚な言葉の裏には、500勝の先にあるビッグタイトルの獲得を見据える、静かですが熱い闘志が燃えています。

